こんにちは大塚美容形成外科歯科の、藤巻理也（ふじまきみちや）です。
「虫歯って何でなるの？」と素朴な疑問に、お答えします。
口の中には様々な種類の細菌が数多く住んでいます。この中にはむし歯や歯周病の菌も含まれています。
特にむし歯の菌としては、ミュータンス菌がよく知られています。
このミュータンス菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして増殖し、
菌の周囲にネバネバのグルカン（バイオフィルム）というの「のり」のような物質を放出します。
これによって歯に強力に付着して、そこでたくさんの細菌のかたまりがつくられます。
これが増えて歯の表面の白い汚れとなったものが、プラーク（歯垢）というものです。
歯の磨き方が悪いと、プラーク（歯垢）が成熟し、
多くの細菌、多糖体とその副産物の集合体「バイオフィルム（成熟したプラーク）」が完成します。
そのプラークの中では、糖分を栄養に細菌が酸を産生し,その酸により歯を溶かし,虫歯となります。
・歯の質（歯質）
・時間（プラークの付着）
・糖質（糖分の存在）
・虫歯菌（虫歯菌の存在）
4つの条件が揃って、虫歯になります。
虫歯にならないためには、
歯を磨き（歯の表面、歯と歯の間、歯ぐきと歯の間）しっかり行う。
糖質（三食以外の間食を減らす。糖質制限を行う。）
虫歯菌（菌を減らす）
歯質（フッ素入り歯磨き使用）の強化
毎日のセルフケアを行うことが重要です。
また、歯科医院で定期的に、歯科衛生士によるクリーニング（PMTC）を受けることをお勧めします。
参考；歯の治療の基礎知識 「PMTC」って何？ http://allabout.co.jp/gm/gc/299677/
