今回は「All on 4(オールオンフォー)」インプラント治療での、CTデータの診査・診断についてお話します。
「インプラント治療」は、撮影したCTデータをインプラント診断ソフト「ノーベルクリニシャン」に取り込んだ後、コンピュータ上で診査・治療計画を行います。
「ノーベルクリニシャン」は、治療計画シミュレーションから埋入までの一連のインプラント治療を,
より安全で正確にサポートし、予知性・安全性を更に向上させる画期的なシステムです。
上顎においては、「上顎洞(じょうがくどう)」の位置やインプラントを植立する部位の骨の量をシミュレーションし、
この画像のケースでは、４本のノーベル・スピーディー・グルービーインプラントを埋入できる事を確認しました。
下顎においては、下顎管/下歯槽神経管(かがくかん/かしそうしんけい)の位置、およびインプラントの植立部位の骨の量をシミュレートし、４本のノーベル・スピーディー・グルービーインプラントを埋入できる事を確認しました。
インプラントシミュレーションソフトの使用は、今回のような「オールオンフォー」インプラント手術から、単純な１歯埋入のケースまで常に使用しています。
これらのソフトを用いる理由は、インプラント手術中の問題点を事前に把握できる為、安全に手術が行えるという大きな利点があるからに他なりません。
次回は、術前検査・手術当日の内容をお話します。
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「ノーベルクリニシャン」ノーベル・バイオケア・ジャパン http://www.nobelbiocare.co.jp/product/guided_surgery/
「ALL on 4(オールオンフォー) implant」https://dental.otsuka-biyo.co.jp/implant/allon4.html
