「All on 4(オールオンフォー)」インプラント治療の流れを、何回かに分けて実際の患者様のケースでお話ししていきたいと思います。
患者様は、50代の女性。
「歯が動揺して食事が出来ない。入れ歯を入れていられない。」
との主訴で来院されました。
最初の検査として、
1)口腔内検査
2)パノラマレントゲン
3)歯周検査
4)口腔内の模型
をデータ収集・採取します。
この資料をもとに、暫定的な治療計画を作成します。
口腔内所見
奥歯での噛み合わせを喪失したために前歯の動揺が著しく、前歯の保存は不可能と考えられます。
パノラマ所見
上顎前歯部の骨吸収が著しい状態です。
初診時の検査結果からも、上顎前歯を残すことは不可能で、患者様も理解していました。
暫間的な治療計画として、
1)部分入れ歯
2)欠損部インプラント治療
3)オールオンフォー インプラント
の3つをご提案しました。
「部分入れ歯は入れたくない。仕事に差し支えるので、抜歯後すぐに仮歯を入れたい。」
とのご希望があり、All-on-4(オールオンフォー)の適応となりました。
この段階で、抜歯後の骨量の把握が必要となったため、CT撮影後、インプラント診断ソフト「ノーベルクリニシャン」によるインプラント分析を行いました。
次回は、インプラント診断ソフト「ノーベルクリニシャン」による、All-on-4(オールオンフォー)の分析についてお話します。
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「ALL on 4(オールオンフォー) implant」https://dental.otsuka-biyo.co.jp/implant/allon4.html