5/29注目の演題は、「Straumann® Pro Arch:無歯顎における革新的アプローチ」
Malo Clinic Tokyoの下尾嘉昭先生は、日本における「all on 4」の第一人者。
多くの症例を経験した方だからこその広い見識は、誰もが認めるところ。
Straumann Implantに初めて傾斜埋入・インプラント窩の形成(テーパードリリング)・即時荷重の概念が取り入れられた。他のインプラントの表面性状よりすぐれているメリットもあり、治療期間の短縮が期待される。
しかし、長期の臨床応用がされていない為、文献が少ないなどありますが、これは時間が解決することです。
Straumann® Pro Archの良いところ・これからの改善点がよくわかりました。
pepper君のお出迎え。
Pro Arch
Nobel Biocare「all on 4」≒ Straumann「 Pro Arch」
Dr Paulo Maloが開発したコンセプトMALO CLINIC Protocolによる「all on 4」を、満を持してストローマンから「 Pro Arch」として登場、それは3つの新製品から構成されています。
1, STRAUMANN® BONE LEVEL TAPERED IMPLANT
ボーンレベルテーパードインプラント(BLT)は、その形状は、歯根と同じテーパー形状、材質は「Roxolid」Ti(チタン)・Zr(ジルコニウム)の合金で、従来のTi(チタン)単体のインプラントより、24%疲労強度が上がり、細くても十分な強度が維持されています。また、表面性状の「SLActive」生体親和性が高く、3〜4週間で荷重をかけることができる。このインプラントは、現在考えられる最新のインプラントです。
2,STRAUMANN® SCREW-RETAINED ABUTMENT
今までストローマンインプラントの弱点であった、マルチアングルアバットメントが発売されました。17°と30°のの角度付きのアバットメントです。ストローマンの長い歴史で、インプラントを傾斜埋入(角度をつけてインプラントを埋める)する概念がありませんでした。そのため、角度をつけて埋入し、即時負荷をかけるには、角度付きのスキュリュー固定のアバットメント(マルチアバットメント)の製品が必要でした。
3,STRAUMANN® CARES® SCREW-RETAINED BARS AND BRIDGES
CAD/CAMで制作されたインプラント上部構造は、精度が高く、強い咬合力にも耐えることができます。
ノーベルバイオケアの「All on 4」の牙城をどれだけ崩せるか、
進化する製品なのか、Straumann「 Pro Arch」臨床応用するのが楽しみです。
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「 Pro Arch」 http://www.straumannproarch.com/
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