70代の患者様に、「むせることが多くなってきた!」「舌や頬を噛んでしまう」と相談された。
普段、何気なく行っている、「呼吸」「飲み込む(嚥下えんげ)」は、「喉で交差しているんですよ」と説明するが、言葉で言ってもなかなか理解出来ない。
空気の流れ(青矢印)、食べ物の流れ(黄矢印)
食べ物は、「舌と頬の動きで、歯で細かくされ、だ液に混じり」喉に送られていきます。
食べ物が舌の奥に運ばれると、「嚥下反射(えんげはんしゃ)」がおき「鼻・口・気管」に入らないように閉鎖が行われます。(鼻咽腔閉鎖・口峡閉鎖・喉頭閉鎖 )
反射ですから、自分ではコントロールができません。
食道は、舌周囲の筋肉(収縮)により喉仏が上方に引き上げられ、食道は緩んで(弛緩)で開き、食べ物を通します。
唾を飲み込んでください、この一連の流れが、自分でも確認できるはずです。
加齢による筋肉・脳の衰えで、この一連のタイミングがずれると、飲食物の一部が気管に入ってしまう、それが誤嚥です。
喉仏を動かし誤嚥を防ぐため、だ液を多く出すためにも、口腔周囲筋の運動が有効で
「あいうべ体操」オススメです。
誤嚥をしないよう、口腔周囲筋を鍛えましょう!
参考:あいうべ体操 http://mirai-iryou.com/mc_aiube.html
口腔からウェルエイジング 著 阿部伸一先生
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